こんにちわ!バンド歴15年、ギター歴22年の仏の顔もT.Tですヽ(´▽`)/
ライブハウスでブッキングライブ(複数のバンドが出演するライブハウス主催のイベント)などをやると精算する時にアドバイスしてくる店長さんいませんか?
いるいる。
私はバンド活動歴15年の中でブッキングライブは300~500回ぐらい出演してきましたが、実に90%ぐらいのライブハウスが「アドバイスという名の説教」をしてきました。
なぜ、その話は信じない方がいいのか?ハッキリ言いますよ??
※心臓の弱いライブハウスの店長さんはこの先を読まないで下さい
「アドバイス通りにやっても売れないから」
アドバイス通りにやらずに売れたバンドは知っていますけどね|゚Д゚)))
・バンドやってる方
・ブッキングライブに出てる方
・ライブ終わりの精算が長くて困っている方
・終電あるから早く打ち上げに行きたいのに!の方
なぜライブハウスの店長はアドバイスをしてくるのか?
自分が言いたいから
ライブハウスの店長をやっている方のほとんどが、元ミュージシャンや音楽通です。「音楽が好きでやっている」という事は素晴らしいのですが、耳が肥えていたり知識があるせいで、アドバイスをしたくなってしまいます。卒業した部活のOBがやたら教えたがるのと同じです。
しかし、「アドバイスを言いたいから言う」では相手を尊重しているとは思えません/(-_-)\
親心
親は我が子に失敗をしないようにアドバイスをしたくなります。なぜなら、自分と同じ失敗をしてもらいたくないからです。しかしそれが、我が子の「失敗という経験」を奪ってしまう可能性もあるのです。言ってはいけないとは思いませんが、失敗して気付くこともあるのです。きっと、Mr.Childrenさんも初ライブは色々失敗したと思いますよ?
私も失敗はたくさんしてきました。カップ焼きそばの湯切りを片手でやったら、全部シンクに落ちたりとかね。仏なのに、思わず「オーマイゴッド!」なんて言ったりしちゃって✩
営業トーーーーーク
この「お説教タイム」が始まるのは決まって、ライブ終わりの精算時です。精算が終わったあと、「今日のライブの出来はどうだったか?」を店長が批評するのが定番コースです。しかし、実は店長にはこの時もう一つやらなければいけない仕事があります。
そう、それは、
「次回のブッキングです!!」
つまり、今回こっきりではなくまたライブに出て欲しいのです。超一流のライブハウス以外はどこも出演者不足で困っています。出演者が足りないとライブを開催できず、ライブハウスはただ家賃を払うハメになってしまいます。その為、
ダメ出し⇒次はもっといいライブを⇒当然うちの店で⇒来月はどう?
(基本は月1ペース)
という流れに持っていくのです。
ブッキングはとても大変なお仕事なのです。店長さん、お疲れ様です!
ライブハウス店長の能力
・ブッキング力 45
・分析力 25
・人脈 15
・営業スマイル 10
・音楽センス 5
勘違いしないでいただきたいのは、決して悪口を言ってるわけではありません(>_<)ライブハウスの店長はミュージシャンではなく「仕事」なのです。
仕事として色んな売れないアーティストを見てきているので、音楽を作る「芸術家」ではなく、自然と「評論家」になっていくのです。そして、大半の方がプロのアーティストよりもアマチュアのアーティストに詳しい専門家です。
それよりもライブハウスをお客さんでいっぱいにする事を考えています。
しかし、それでいいのです。店長はお仕事ですから、ライブハウスの経営を1番に考えるべきなのです。
問題なのは、アーティスト側がそんな店長の心理や状況をよくわかってない事なのです。
ライブハウス店長とあなたは目指すゴールが違う
あなたのゴールはどこ?メジャーデビュー?売れる事?死ぬまで音楽を続ける事?
色々あるとは思いますが、
もちろんあなたにとっても、集客できるのはいい事ですが、そこはあなたの最終目標ではなく、あくまで1つのステップに過ぎないのです。
「売れる為の過程」
ステップ1、良い曲を作る
ステップ2、ライブでお客さんをいっぱいにする
ステップ3、事務所に所属する、もしくはデビュー
ステップ4、最高のアルバムを作る
のような売れる為の1つの過程に過ぎません。なので、あなたはそこをゴールにしてはいけません。
店長のアドバイスはあくまでライブハウスをいっぱいにする為のアドバイスなのです。お互いのゴールが違う事を理解しましょう。
とは言え、仲良くやっていきたい…
そう思ってるあなたにライブハウス店長との上手な付き合い方を3つご紹介!
アイデアは聞こう
アドバイスは基本的に、
「こうした方が良い」「ここがダメな所だ」「改善した方が良い」ですが、
アイデアは、
「こうしたらどう?」「これやったらお客さん喜びそうじゃない?」です。
このアイデアは積極的に聞いて、貰えるものは貰っておこう。実行するかどうかの主導権は自分にある事を忘れないようにしましょう。
アイデアにはアイ(愛)がある。なんちゃって。
NOと言う勇気
ブッキングはお仕事という話をしましたが、ライブハウスからすると、ライブを見に来るお客さんだけじゃなく、出演者もお客さんなのです。なので、「次のライブいつにする?」は強制ではなく、営業なのです。嫌なら嫌と言っても良いのです。
レコーディングがあるから…楽曲製作に時間をさきたいから…と断ると、ほとんどの店長が「それはライブを続けつつやるものだよ!」と返してきますが、「いえ、私達はそうは考えてないので。」で良いのです。
「その代わりに次に出演する時にはとびっきりの新曲を持ってきます!」でも良いですね。
私もよくNOと言っています。新聞いりません!アンケート答えません!宗教入りません!…だって、仏だもの。
オリジナリティーを貫け
音楽で一番大事なのは、あなただけの個性「オリジナリティー」です。それが曲か歌詞なのか、パフォーマンスなのかキャラクターなのかは人によって違いますが、その「オリジナリティー」を大事にしましょう。
私も散々、曲やMCの事などダメだしされてきましたが、自分のやり方を変えませんでした。誰かに言われて変えるものではないですし、自分が納得していないやり方では失敗した時に後悔しますよ。どうせやるなら自分のやり方でいきましょうヽ(*´∀`)ノ
そもそも「オリジナリティー」は「他人とは違う所」なので、どんどん型破りな方法で挑戦しましょう!音楽にルールはないのですから。(ライブを行う上での最低限の作法はありますけどね)
ま、わかりやすく言うと天上天下唯我独尊ってことだよね。え?逆にわかりにくい?仏教徒には伝わるんだけどなぁ。ハッ!さては貴様…
最高の店長はこんな人!
ライブハウスの店長と上手く付き合っていくのも大事ですが、一番いいのは良い店長を見つける事です。そして、そこでライブをやり続ければいいので簡単ですねヽ(´▽`)/
友達やファンになってくれる店長
あなたと対等な関係性であり、あなたの音楽を認めてくれる店長は最高です。
アドバイスしてこないけど、相談には乗ってくれる店長
アドバイスは必要な時だけでいいのです。
アーティストのイメージを尊重してくれる店長
あなたという商品を大事にしてくれる店長は意外と少ないのです。
スタッフと仲が良い店長
ライブハウスのスタッフ(自分の部下)に対しても、「対等な関係性であり、認めている」ができている店長はスタッフと仲が良いです。逆にこき使ってるのはNGです。
正に理想の上司ってやつだね。阿部寛でイメージしてみると、「お母さんね、息子さんは…武道館(東大)に行けるんですよ!」みたいな。
あなたと店長の二人三脚が重要
今、話題になっているコンビニ店長と本部の関係とよく似ています。
ライブハウス(コンビニ本部)はお客さんが1人もいなくてもライブが開催できれば儲かるようにできています。なぜなら、出演者(コンビニ店長)にノルマがあるからです。お客さんがいなければ当然、出演者が全て支払う事になります。出演者は大赤字ですが、ライブハウスは儲かります。
しかし、ライブハウス側だって、お客さんがたくさん入ってくれた方がいいに決まっています。(ドリンクなど売上が上がる)
なので、二人三脚で協力しあい、時にはぶつかりあい、一緒に「最高の空間」を作りあげていくのが理想なのです。
まとめ
1、アドバイス通りにやっても売れない
2、説教は営業トークでもある
3、店長はどうやったら売れるかは知らない
4、目指すゴールが違う
5、店長と上手に付き合う
6、最高の店長を探す
7、二人三脚で頑張る
この記事を読んだあなたは、ライブハウスの店長が何を目指し、どのように考えているか?がだいたいわかったと思います。
それを踏まえた上で、アドバイス・説教を受け入れるか受け入れないか判断して下さい。
ライブハウス店長の話を、
信じるか信じないかは、あなた次第です!!
タイトルで「信じるな!」って言ってるのに、結局最後は「あなた次第」なんかい!!…でも、これ言ってみたかったんだよね。
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